(とりあえず無料版に移行できた) Gsuiteレガシーからの移行手順を考えている話

皆様こんにちは。 こちらはうしHK、あるいは智絵里さん係です。 緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さん、真壁瑞希さんをよろしくお願いいたします。

さきごろ3月3日にはうちの娘であるところの今井加奈さんが16歳のお誕生日を迎えました。皆様の日頃からのご厚情に心から感謝します。

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さて、先日来騒ぎになっている従来版Gsuiteの廃止ですけれども、廃止に伴ってどこか新しい宿り木を見つけねばならないのはみな同じでありまして、宿り木に求める機能うんぬんであれこれとパターンがあろうかと思います。検討するポイントは概ねか気になろうかと思います。

 

独自ドメインでのメールアドレスの存続(要/否)

 メールアドレスが必要なとき、Gmail基盤が必要か?(要/否)

 

このとき、独自ドメインでのメールアドレスは必要だがGmail基盤であることまでは必要ないとき、当該ドメインでのメール機能だけよそに持っていくことが考えられます。具体的には下記の手順であると思われます。

 

  1. 新しいメールサービスを契約する
  2. 当該ドメインのMXレコードを新しいメールサービス向けに変更する
  3. メールクライアントの設定を新しいメールサービス向けに変更する

 

このとき、メールが絶対にロストしてはいけない環境であればなんかいろいろやらねばならんと思いますが、一時的な不便を甘受するのであれば上記の1と2の間に

 

1.5 Gmail上で全てのメールを別のメールに転送するように設定する

 

を追加することが想定されます。ただし、これは各アカウントの利用者が行わねばならず、管理者が一括ですることは(たぶん)できません。

 

まあ、メールはなんとかなると思います。

次はこちらです。

 

Googleドライブの利用の継続(要/否)

 同一組織内の複数ユーザでデータ共有をしているか?(有/無)

 データの引越に手間を払えるか?(可/否)

 

Googleドライブの利用を継続しない場合は、各アカウントでGoogleドライブにログインし、ダウンロードするだけで作業は終わりです。Googleスプレッドシートはxlsxに変換されるなどがありますが、概ね損失なく移行できると思います。

また、複数ユーザでデータ共有をしていないのであれば同様にダウンロードするだけで終わりだと思います。ダウンロードはフォルダ単位で行えるため、面倒なら「移行」みたいなフォルダに全ての内容を移動してから行えば一度で済みます。

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さて、複数ユーザでコンテンツを共有したい場合はどうするのでしょうか。先頃Gsuiteからメールを抜いた版のようなGoogle Workspace Essentialsが発表になりました。(追記・Google Workspace Essentialsは有料のサービスで、今回発表になったのはGoogle Workspace Essentials Starter でした)これは同一ドメインのユーザを追加することが出来る機能縮小版Gsuiteのような感じです。但し、これを書いている2022/03/05現在はGsuiteレガシーからGoogle Workspace Essentialsに移行することは出来ません。

Upgrade from G Suite legacy free edition - Google Workspace Admin Help

には、2022/03/05現在で以下のように書かれています。

有料サブスクリプションにアップグレードせずにデータを移行することはできますか?


今後数か月以内に、Google Workspace 以外の有料コンテンツとほとんどのデータを無料オプションに移行することも選べるようになります。この新しいオプションには、カスタムメールや複数アカウントの管理といったプレミアム機能は含まれません。このオプションは、2022 年 7 月 1 日より前およびアカウントの停止前にご検討いただけるようになります。詳細については、数か月以内にこの記事で随時お知らせいたします。

「この新しいオプション」がGoogle Workspace Essentialsのことを言っているのか、実質はそうであるとしても移行のためのツールや手順が用意されるのかは分かりません(知っている人がいたら教えて下さい)。

 

有償版に移行しないでおくと、こういうことになるようです。

従来の無償版 G Suite のアカウントが停止された場合はどうなりますか?


アカウントは早ければ 2022 年 7 月 1 日に停止されます。アカウントの停止から 60 日間は、引き続き管理コンソールにアクセスしてデータの書き出しやアップグレードを行うことができます。ただし、Google Workspace のコアサービスとデータ(Gmail、カレンダー、ドライブ、Meet など)にはアクセスできなくなります。

 

従来の無償版 G Suite のアカウントが停止された場合、2022 年 7 月 1 日以降、その他の Google サービスと有料コンテンツはどうなりますか?


アカウントが停止されても、その他の Google サービス(YouTubeGoogle フォト、Google Play など)や、有料コンテンツ(YouTube や Play ストアでの購入など)は引き続きご利用になれます。

従来版の G Suite のメールアドレスを使用して、Google アプリ(YouTube など)やサードパーティのサイトにログインすることもできます。

 

Gmailを使っている人はカレンダーも使っているでしょうから、有償版にアップグレードするかGoogle Workspace Essentialsに移行してメールだけよそに持っていくかの2択になると思います。さらに、現在Gsuiteに載っているドメインを使い続ける必要があるとなるとなかなか移行の手間がある気がします。

 

上記から、現在考え得るプランは以下の通りです。

 

  1. メール送受信を他サービスに移動する。
  2. 各ユーザがGoogle Takeoutを用いてデータを保全するドライブのデータは上に書いた「ダウンロード」を用いて保全する
    ※今確認しましたが、Google Takeoutでデータをエクスポートしたものと、ドライブ上の特定のフォルダをダウンロードしたものでは結果が異なり、なんとGoogle Takeoutでは一部のスプレッドシートの内容が欠損しています。そもそもファイル数が違います。

ここから先はまだ検証できていません。

  1. 無償版Gsuiteを解約して example.jp をGsuiteから切り離す
    ここでデータが全て失われるため、上記のデータ保全の操作は何重にも行って下さい。具体的には

    ・各利用者がデータをダウンロードする
    ・各利用者はできればimapが使え、かつローカルにメールデータを保持するクライアント(Thunderbirdが思いつきますが他に何かありますか)でメールを全て受信しておく
    ・特権管理者が一括エクスポートする

  2. 改めて example.jp でGoogle Workspace Essentials のアカウントを作成する(これが出来るかどうかがまだわからない)
    ※メール送受信と別のドメインでいいなら、example.netみたいな別のドメインを取ってGoogle Workspace Essentialsに申し込むのが一番早いと思います。但し、このドメインでもメール送受信が出来る必要があります。
  3. データを書き戻す

が考えられます。

 

進展がありましたらご報告いたします。

 

2022/03/10追記

Gsuiteレガシーで使っていたドメインGoogle Workspace Essentials Starterに移動することに成功しました。手順はまた追記します。

 

こちらからは以上です。

皆様のご厚情に心から感謝します。緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さん、真壁瑞希さんをよろしくお願いいたします。

I appreciate your ongoing support for Chieri Ogata, Kana Imai, Yukimi Sajo, Yume Narumiya, Hijiri Mochizuki, and Mizuki Makabe.

非常感謝您的盛意。還請多多支持緒方智繪里、今井加奈、佐城雪美、成宮由愛、望月聖、真壁瑞希