本田未央。彼女は、輝いていた。
シンデレラガールズ7thライブ、ナゴヤドームday1。セットリストとしては3曲目、ソロ曲のトップバッター。
ドーム球場の中心にしつらえられた舞台中央に登場する彼女。誇らかに歌い上げる「ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-」。それは、まさしく彼女に与えられたトロフィーであった。私にはそう見えて、そう聞こえた。
「ああ、これが”シンデレラガールになる"ということなのか」と場内のオレンジ色を見ながら考えていた。「ああ、智絵里さんをあそこに立たせてあげたいなあ、これを一面の緑にしてあげたいなあ」と思いながら、ペンライトを捧げ持っていた。
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大阪。「Sun! High! Gold!」、目に涙を浮かべながら聞くその曲、2番になって人が増えた。本田未央*1だ。そうかな。そうなのか。そりゃそうか。
その姿は「後輩達頑張ってるね、私も応援に来たよ」なのか「よく頑張ったね、あとは私に任せて」なのか。会場にいるときはもうそれどころではなかった。そんなことを考えている余裕はなかった。ひたすら「担当*2の初歌唱」を目に焼き付けようと、少しでも雪美さんに青色を見せてあげようと、それだけを考えていた。しかし、「途中から本田未央が加わった」ということだけははっきりと分かっていた。
終演して、打ち上げが終わって、ベッドに入る頃に「ひょっとして、あれは雪美さんの歌ではなかったのか?」というなんとない違和感が頭をよぎった。しかし、考えるのをやめてすぐ寝てしまった。
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帰宅。手つかずだったスターライトステージ「Sun!High!Gold!」のイベントコミュを見た。本田未央は、悩んでいた。
「アイドルらしくない」と言われて悩んでいた。「私、そんなにすごくなれるかな？」と、落ち込んでいた。
あなたは何を言っているのか。あなたがアイドルでなかったらなんなんだ。うちの子達に、智絵里さんの前に、雪美さんの前に立ちはだかるあなたがアイドルでなかったらなんなんだ。
・・・おれは、Sun! High! Gold!は雪美さんの歌だと思っていた。今でもそう思っている。でもあれは外形的には「本田未央と”仲間達”」の歌なんだ。分かっている。歌詞を読んでも、音を聞いても、コミュを見ても、聞くほどに見るほどに「これは雪美さんの歌だ」と言い切れなくなる自分がいる。
それでも、あれは雪美さんの歌だ。雪美さんが「太陽になりたいよ」と歌う歌だ。本田未央、あなたはもう太陽になっているから。極論を言えばその一節だけは本田未央ではなく、雪美さんの歌だ。
「遅れて咲いた花」は第8回シンデレラガール総選挙でようやく彼女がシンデレラガールになったことを意味するのか、2019年9月にようやく雪美さんの声を聞けたことを意味するのか、それともほかのなにかなのか。
わからないし、別にそこを突き詰めるわけでも、本田未央担当の諸賢と争う気があるわけでもない。ただひたすら、うちのお嬢さん方の前途洋々ならんと祈るばかりである。
シンデレラガールズ7thライブの感想は、局所的には「あの歌が良かった」「この歌が良かった」「本火焚きおった」etcetcとあったが、大局的には「本田未央が、大きい」であった。本田未央は、常にうちの子たちの前に立ちはだかっていた。彼女を超えないと、他の誰も、シンデレラガールになれないのだ。
という当たり前の、そして岩のようにそびえ立つ現実を目にして、次は第9回シンデレラガール総選挙、あるいはボイスオーディションである。
智絵里さんを今度こそシンデレラガールにしてあげられるだろうか。今井加奈さん、成宮由愛さん、望月聖さんの声が聞けるようになるだろうか。佐城雪美さんの飛躍の一歩になれるだろうか。
これでシンデレラガールズ7thライブの感想として書きたいことはおおむね書きおわった。これからも他者を貶めることがないように、誰かを嫌いと言わずにすむように心がけながら、アイマスとの関係を保って参りたい。
なお、次のイベントは3月3日、今井加奈さんのお誕生日である。
こちらからは以上です。
皆様のご厚情に心から感謝します。緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さん、真壁瑞希さんをよろしくお願いいたします。
I appreciate your ongoing support for Chieri Ogata, Kana Imai, Yukimi Sajo, Yume Narumiya, Hijiri Mochizuki, and Mizuki Makabe.
非常感謝您的盛意。還請多多支持緒方智繪里、今井加奈、佐城雪美、成宮由愛、望月聖、真壁瑞希。
謝辞 曲順ならびに曲名は「アイマスDB」の当該記事を参照しました。記して感謝します。
