独り暮らしでねこを見守る試み 最終回 または2019年の年の瀬に際して

皆様こんにちは。 こちらはうしHK、あるいは智絵里さん係です。 

緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さんをよろしくお願いいたします。最近ミリオンライブ!の真壁瑞希さんがちょっと気になっています。

掲題のようなことを書きます。

ushihk.hatenablog.com

前回の記事では、Webカメラ7台、センサ2つ、スマートタグ2種でゆずを監視していることを書きました。あれこれの機材を使いましたが、結局の所、飼い主がずっと見ている以上の監視がないことを痛感しました。

よそのねこはしりませんが、ゆずの最後の頃は「朝できていたことが夕方にはできなくなっている」様子であり、それでも散歩には行きたがり、玄関から外に出たあげく帰宅時はもう玄関をあがれないようになっていました。

フローリングも滑ってしまうため歩行できなくなり、ニトリのタイルカーペットを買い占めて敷き詰めました。ゆずはとても怖がりのため、知らないカーペットの上を歩くかが心配でした。(歩いたため直ちに80枚買った)

もっと前から獣医と相談しておけば良かった、心を鬼にしてでも予防接種を受けさせれば良かったとは思いながら、その時々で可能な限りのことはやったと思います。(予防接種、とどのつまりゆずは人に慣れていなかったため有休を取って2人がかりで捕らえても失敗するような有様でした。)

もし犬猫を飼うなら是非人にならしておいて下さい。とはいえうちは外猫だったため、人に慣れていると交通事故のリスクが上がることが予想でき、これはトレードオフとしか言いようがありません。ぜひ室内飼いを ーうちではとうとう失敗したー してあげてください。

お察し頂いていることと思いますが、当家、ゆず(ねこ、おす13歳4ヶ月1日)は2019年9月30日03:05頃息を引き取りました。膝の上で看取ることができて、せめてものなぐさめにはなりました。皆様の生前のご厚情に心から感謝します。

特に、ゆずのお誕生日にプレゼントを贈って下さった皆様ありがとうございます。皆様の家のねこさま方が長寿でありますようお祈りいたします。

ここから、ゆずの最期を覚悟してからのことを書きます。具体的描写があるため読みたい人だけ読んでください。(写真を載せるのはやめておきました)

ペットが死亡した後のことはシミュレーションしておかねばならない

ペットの火葬を請け負う業者のWebサイトには、おおむねペットの体を保冷することように指示されています。当家は夏も過ぎていたため難易度は低かったのですが、大型の保冷剤と2kgの氷は常備してありました。

大好きだった段ボール箱と大好きだったバスマットにくるんで、保冷剤で保冷し、冷房16度設定の部屋で安置していました。遺体に水分が直接当たると遺体が痛むらしく、ゆずをタオルでくるんで、保冷剤も養生をして使いました。

火葬にはお金がかかります、それと、副葬品はほぼ全て焼いて貰えません

うちで5万円くらいかかりました。ゆずが大好きだった段ボールもバスマットも一緒に焼いては貰えませんでした。今でも納得はしていません。

周りに同じ経験をした人が居たら、その方が許してくれる範囲で話を聞きましょう。

「ねこの最期は”今逝ったな”とわかる」と教えてくれた人が居ます。私がまだ生きているのは多分その人のお陰です。

このあたりのことはいろいろな思いが頭をよぎりますが、書いても有益でないのでやめておきます。

おしまいに 独り暮らしでペットを飼うな

この一言に尽きます。「ペットホテルがあるだろう」とかよく言われました。うちのゆずが怖がりでペットホテルを使えないという事情を抜きにしても、「ペットホテル」というのは要するにただのケージの預かりです。せまいせまい箱につめて一日過ごさせるのです。そんなこと私にはできません。

ゆずと暮らしはじめた頃は当家は独居ではなかったところ、突然独居になり、友人らに大いに助けてもらいながらゆずを育てることができました。皆様に心から感謝します。

ゆずは腎臓の療法食を与えはじめた頃から人間の食べものを欲しがるようになりました。この療法食自体は与えて10日くらいで膀胱炎が治ったため有用なのでしょうが、余命が見えた頃からは獣医と相談して好きなもの、食べたがるものを与えるのが良いでしょう。

最期の頃、もう立って餌を食べられないゆずに鮪の小片を与えたら、すごい力で噛まれました。こんなに力が残ってるのに余命は幾ばくもないのか、と嘆息するより他ありませんでした。

ねこは死亡しても肉球のやわらかさがそのままだとわかりました。

うちのゆずは賢くて、執念深くて、ぜんぜんデレないのにわしのあとをついて回って、5歳くらいまでニャアと鳴かずまるで犬のようで、最期までりっぱなねこでした。どうか皆さん、ほめてやってください。

というわけで当家喪中につき年始の挨拶はご遠慮申し上げますが、皆様から頂戴する年賀状は励みになりますため、どうぞお気兼ねなくお送り下さい。

通常の結語は省略させて頂きます。それでは。