独り暮らしでねこを見守る試み その2 ~mamorio使ってみた

皆様こんにちは。 こちらはうしHKです。  

緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さんをよろしくお願いいたします。

期せずして今「アイドルマスター シンデレラガールズ」では成宮由愛さん御出演の復刻イベントが佳境を迎えており、手が届かなかったイベント限定カードを手にして喜んでおります。

カメラとスマートタグで猫を見張る

さて、既報の通り当家のねこ(ゆず・おす12歳9ヶ月14日)の具合があまりよくなく、現在2日に1回ペースの投薬で痛み止め、食欲増進をおこなっております。

で、こやつは外猫なので(外飼いの是非に関する御講釈は厳にお断りします)、家に居ない場合「いつでかけたのか」を精密に知る必要が出てきました。で、前回の記事で書いた通りスマートタグを検討しておりましたが、とりあえずmamorioを選んでしばらく使っています。得られた知見を共有します。

mamorioは小さくて良いのだが…

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mamorio

装着イメージはこうです。首輪にたこ糸で結んであります。裏面には名前と私の携帯電話番号を書いてあります。写真では見えませんが、この面には mamorio とエンボス加工がしてあり、見つけた人が機転を利かせてくれてアプリを入れて貰えれば位置を通知してもらえる「かもしれない」と思っています。

今のところ、タグを邪魔そうにしている挙動はなく安心しています。

次は、これをどう監視するかについて説明します。

mamorioは本来忘れ物防止タグであり、所有者の携帯するスマートフォンからタグが離れると通知が飛ぶ仕組みになっています。こんな感じです。

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ここで早速問題が生じます。

Android(Galaxy Edge7) に入れたアプリがとにかく電池を馬鹿食いし、充電器に接続していないと夕方まで電池が持たなくなりました。で、アプリの「省電力」モードにしても通知が露骨に遅くなる割に電池の持ちはよくなった感覚がありません。

そもそも「ペットにつけて見守りに使用したい」という用途を想定しているのに飼い主が持っているスマートフォンが移動しただけで(後述するアンテナは稼働している)「近くにいますか」はないような気がします。

特定のアンテナをグループ化してどれかが検知していれば「近くにいる」とするなど、もう少し頑張ってもらいたいものです。

留守中のねこをどう監視するのか

留守中にタグを検知するため、Androidタブレットmamorioアンテナというアプリを入れて常時動作させています。「みんなでさがす」を有効にすると、所有者のスマートフォン以外のmamorioプローブで検知した位置情報が飛んでくる、ということのようです。

下のキャプチャはPC用ブラウザで見られるタグの位置情報です。最後にタグを検知した時間(これが相対表記であり大変不便)、タグを検出したmamorioアンテナ名が表示されます。タグを検出しているとずっとこれが更新されるので、例えばゆずが室内に居る場合「58分前」になっているところはせいぜい「数秒前」とか「1分前」のような数値になります。

余談ですがF5アタックすると簡単に「ー1年前」とかいう表記になります。どんなコーディングしてんだ。

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2LDKなので、どの部屋に居るのかを知りたいと思って各部屋にアンテナアプリを置きましたがどうもうまくいきません。

問い合わせたら「サーバに位置情報を通報するアンテナは不定であり、もっとも近くのアンテナ名が表示されるわけではない」とのことです。まあ最低限家に居るかいないかを判定するという必要条件は充足しているのでいいことにします。

余談ですが「余ったスマートフォンで」とか適当書いてある割にそこそこの処理能力を要しiPad mini初代では動作せず、Androidでもそこそこのものでないと厳しい感があります。電池はバカ食いするのでAC常時接続は必須です。細かいことをいえば、Android版のアンテナはRSSIの数値が出るのにiOS版では出ません。RSSIが出ているとおぼろげに距離が分かるのでなんとかしてもらいたい。

ゆずの顔についてる赤い!マークは、スマートフォンとの通信に失敗していると出るようです。アンテナに検知されていても出っぱなしです。これも何とかしてくれ。

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※ゆずが帰ってきたのでその画面も載せておきます。時刻が非常に最近(17秒前)になっているのがおわかりかと思います。!はついたままです。

実際に探してみる

演習として、出かけたゆずをスマートフォンで追いかけてみました。

こんな画面になります。「RSSI」はどうもBluetoothの電波強度のようです。

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近づくとこういう表示になりますが…

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はっきりいって「*m以内にあります」表示は全く役に立ちません。「30m以内」と「1m以内」の2択です。おぼろげにどのへんにいるかな、という程度です。

さらにいうと精度も全く良くなく、足元にゆずがいるのに「1m」「30m」と判定結果がコロコロ変わったりもします。

実際に猫を探すなら普段から演習して自分の猫の縄張りを把握しておく必要があります。うちのゆずはわしが近づくと自分から出てくる(出てこないこともある)のでわかるようなものの、もし体調が悪いなどで藪に潜んでいたとしたら絶対に見つからないでしょう。(mamorioには音を鳴らす機能はありません)

まだやっていないこと

  1. スマートフォンの電池がバカ減りするので、所有者用のスマートフォンを自宅においておき、自分が持ち歩く方はタグをシェアした状態にする
  2. 同じく所有者用のスマートフォンを自宅に置いておき、通知は何らかの方法で受け取る(Desktop Notifications for Androidという便利なものがありましたが提供終了しており死が見えました)

というわけでやってみるなら(1)しかないようです。よろしくない。

結局のところ、mamorioをペットの見守りに使うのは「やってやれないことはない」程度ということがわかりました。

ついでに、スマートスピーカーと連携

当家はAmazon Alexaバイスが各部屋に配置されており、ほぼ家中どこからでもAlexaを呼び出すことが出来ます。で、mamorioもAlexaスキル経由で探すことが出来ますがこれが全く役に立ちません。

ゆずがでかけていったので「Alexa、mamorioでゆず※をさがして」というウェイクワードを発したところ「数秒前まで手元にありました」とかいうのです。

挙動から察するに、ウェイクワードを発しても都度探すことは無く、スマートフォンでのステータスを取ってきているだけのようです。スマートフォンは省電力モードにしてあるので、更新が遅くほぼ役に立ちません。

※「ゆず」がタグの名前です。先の画面キャプチャに「ゆず」と「ゆず(ネコ・オス13歳)」の2つがあるのは、()つきだとAlexaでどうしても呼び出せないためタグの名前を変更したからです。

じゃあ他のスマートタグで何とかならねえのか

と思って調べたら、Qrioスマートタグが「ただいまキット」というのを出しているようです。Qrioハブ(これ自体はスマートキーの制御も出来る)をタグ検知・報知の専用機として使うことでタグの検知を「でかけました」「帰ってきました」のようにLINEに通知してくれるそうです。で、これを注文してみました。なぜかキャラクターバージョンだけバカ安なのでこれを。

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次回に続きます。

皆様のご厚情に心から感謝します。緒方智絵里さん、今井加奈さん、佐城雪美さん、成宮由愛さん、望月聖さんをよろしくお願いいたします。