私は如何にして緒方智絵里さんの係となったか、あるいは「アイドルマスター」の海にこぎ出したときに困惑したことを少し。

はじめましての方はじめまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。「智絵里さん係」と申します。

この記事は「アイドルマスター Advent Calendar 2017」12月22日の記事です。

「担当なんておこがましい」という理由で「係」を名乗っておりますが、今では智絵里さん関係の話題が出ると(imastodon.netの中で)名指しされるようにまでなりました。ありがたいことです。

去年の今頃は「4thライブビューイング行ってよかったね」くらいの心持ちでおりましたが、今や楽屋花を出し、アドベントカレンダーに駄文を連ねる暴挙を働くまでになりました。

さて、タイトルの通りのことを少し書き連ねたいと思いますが、それには私と緒方智絵里さんの出会いを書かねばなりません。お付き合いくださいませ。

2015年9月3日、「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」がリリースされました。当時の私はそれを知ることもなく、音ゲーといえばJubeatを少し(月に1000円くらい)するだけ、それ以外のゲームは全くやらないという生活を送っておりました。

Twitterでこのゲームを知ったときは「アイドルマスター」という単語は"聞いたことがあるなという印象"でしたから当然Google検索をします。

すると「アイドルマスター」「アイドルマスターシンデレラガールズ」などいろいろと出てきて、まずここで躓きました。

あれこれとあってどうやら「デレステ」が「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」の略称であること、「アイドルマスターシンデレラガールズ」と「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」は違うゲームであることを認識する(※)に至りました。ここまで、Twilogによれば、2015年10月17日ころの話です。

※ついこの間のことですが、デレステとミリシタで同じ事を問われました。その問いに答えることができるようになった自分の成長を感慨深く思うとともに、歴史は繰り返すのだなあと慨嘆するなどいたしました。

2016年1月に至り「ちえりえる」という語(※)がTwilogに出現します。気がついたら緒方智絵里さんに惹かれていたようです(この間のログを精査し、記憶もたどりましたが決定的な理由はついにわからないままです)。

「チエリエル」という語が出現すると当然「チエリスト」という語にも遭遇することになりますが、「チエリスト」は「緒方智絵里のファン」を指す語とは必ずしも一致しないという認識に至り、私は「チエリスト」を自称していません。

↑斜体部誤記訂正、または追記。2017/12/22 7:44

これはゲームに縁遠かった自分には極めて特異な出来事であり、こうなると「緒方智絵里」というキャラクターがどういうものなのか調べてみたくなるのは当然の成り行きでありました。

ところがここで大きく躓きます。「デレステ」に出てこない数多くの、しかし間違いなく「緒方智絵里」であるキャラクターがどんどん出てくるのです。

今から思えばこれは「アイドルマスターシンデレラガールズ(モバマス)」のカードであったわけですが、初心者である私は大いに躓きました。「え? この智絵里さんにはどうやったら会えるの?」と悩む日々、物理CDが発売されている(!)こともこの頃知りました。

智絵里さんのことを調べる日々、当然ながら他のアイドルの名前も頻出しますが、日本語の情報源はおおむね「既に知っている人向け」でした。Pixivもニコニコもそういう筆致であり、これらを読んでも全くの初学者には「アイドルマスター」がどういう広がりを持つのか全くわかりませんでした。

この頃参考になったのは英語のサイトです。拙いというより皆無の英語力を以てしても、「アイドルマスター」というコンテンツがどれほどの広がりであるのか容易に想像出来ました。

英語圏のファンには、まず「日本語」という高いハードルがあったのでしょう、このWikiには「アイドルマスターというコンテンツを広く説明するのだ」という気概が満ち満ちています。このサイトは私にとって初めての「初学者向け」サイトとなってくれました。

ここにしばらく遊弋し、 ー未だに内容を把握しているのはシンデレラガールズだけではありますがー おおむねどういう広がりを持つコンテンツなのか認識出来るようになりました。

さりとて未だに『「765」と「765AS」は違うものなんですか』と問う程度の知識であります。この程度の知識ではとても「プロデューサー」と自称するわけには参りません。

しかしながら、これらの知識を網羅して「プロデューサー」を自称したいかと思うと、私はそうは思わないのです。皆様が「副業」と呼ぶ生業、日々の暮らし、年齢やもろもろの事情、あるいは巨大IPである故の情報過多。それらが網羅的な学習を拒む、あるいは立ちはだかるのです。

長い割に中身が薄い文章なのは自覚しておりますが、知識が薄いのでこれで推し通ることに致します。

この駄文で私が申し上げたいことは、アイドルマスターのたった一部分でも、たった1人でも、たった1枚のカードでも、それを好きだと言う人を温かく迎えて欲しいな、「アイマス」の全体に網羅的に関わることを強要されることがないように願いたいな、そして私は幸いにもimastodon.netでそのようにしてもらえているな、ありがたいな、ということであります。

あるコンテンツにはまるかどうかは、周りの環境が多分に影響すると思っています。

今私の周りには「係をミリオンにはめよう」「千枝ちゃんの係にしよう」「由愛ちゃんの係にはいつなるのか」「ロリ係ではないのか」「まず"もふもふえん"を」などとさまざまお声がけ下さる方がいらっしゃいます。皆様、ご自分のご担当を「ダイマ」したりしつつ、それでいて他人の関わり方に敬意を払って下さる方ばかりです。

先達の皆様、おそらくは私が申し上げるまでもなく既にそうなさっていらっしゃるとは思いますが、「アイドルマスター」のほんのかけらだけでも、それを好きだと言っている人に温かいまなざしを向けて頂きたいのです。そして、いたずらに急かせることのないようにお願いいたします。

未だ初学者の域を出ない1人のファンからこのことを心からお願いして、また、そうして下さった皆様に心からお礼申し上げて、駄文の蛇足と致したいと思います。

皆様のご厚情に心から感謝します。緒方智絵里さんをよろしくお願いいたします。

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